妊婦独自のシートベルト装着方法
Own way of wearing seat belt for pregnant women


  

妊婦さん独自の装着方法がある事をご存知ですか?


               
               ※ 写真は英国厚生省ホームページより引用(参考文献17)
 


 1.腰ベルトは妊娠子宮の膨らみを足側に避け、腰骨の 最も低い位
  置、即ち

    両側の腰骨の突起部分(前上腸骨棘)〜
                下腹部の真中の骨のでっぱり (恥骨結合前)

   を結ぶ線上に通す。

   両側のふともも(大腿部)を横切ってベルトを通すことができれば、
   なおよい。
   腰ベルトは妊娠子宮の膨らみを、決して横切ってはならない。

 2.肩ベルトは妊娠子宮の膨らみを頭側に避けて、
   両乳房の間(胸骨前)を通って、わき腹(側腹部)
に通す。

   肩ベルトも妊娠子宮の膨らみを、決して横切ってはならない。
   また、頭側にずれて首をこする事も無いよう気をつける。

 3.妊娠子宮の膨らみとハンドルの間に若干の空間ができるよう、
   座席シートの位置を前後に調節する。

 4.ベルトが緩むことなく、ぴったりと体にフィットするよう、座席シー
   トの傾きや位置を調節する。


   ※するに、妊娠子宮の膨らみをまともに通らぬよう、子宮の上
     下に避けて、骨の上にシートベルトを通すことです。
 (参考文献 1,14,15,17)


< 参考写真 >

  これは上記の方法で「正しく」シートベルトを装着していて、実際に
  交通事故にあった方の写真です。

  This is a picture of a traffic accident woman wearing a seat belt at 35 weeks pregnancy.




   妊娠35週で正面衝突事故に遭遇しました。
   左鎖骨部分と右側腹部に、シートベルトの強い圧迫による皮下出血が
   みられます。
   また、右上腹部にはシートベルトの圧迫痕がスジ状にみられます。

   医学的には不全脾臓破裂を起こしましたが、シートベルトの「正しい」
   装着により、お腹の赤ちゃんはいたって元気でした。
   頭部・顔面も全く無キズでした。
  
   事故の一ヶ月後に、ごく普通に赤ちゃんを出産されました。
   



Pregnancy Seat Belt Promote Association Japan
Kumiko Kato, Kazuo Shimizu, Hiroshi Murao